先日、仕事の関係でとある病院の看護師さんに勉強会を行いました。
内容としましては、とある医療機器についての勉強会だったのですが、
①この治療機器はどのような治療を行うのか?
②この治療機器を使うメリットとデメリット
③この治療機器の管理項目・メンテナンスについて
④実際に治療機器を体験してみる
ざっと、この様な内容です。
①~③までは看護師さんたちも大変よく聞いて下さって、身になったのではないかと思います。
ただ、今回のお題目。
④の実際に治療機器を体験してみるです。
この治療機器は肺や心臓の病気のため、体の中に必要な酸素が不十分な低酸素血症となっている患者さん向けに、ここ数年で急速に普及してきた治療機器です。
一般的に、体の中の酸素が不足している場合の治療順序としては
1.マスク等による酸素投与
2.顔に密着させるマスクによる人工呼吸器装着(NPPV療法)
3.気管挿管による人呼吸器装着(IPPV療法)
重症度によって、この様な治療を行っています。
今回の勉強会では1と2の間で使用される治療機器について実施しました。
命に関わる非常に重要な治療です。
体験の場面ではお鼻の両穴に5mm程度のチューブを入れて頂き、実際に患者さんと同じ様な体験をして頂こうと思っていました。
(因みに自社の従業員は、全員体験しています)
体験実習を行ったところ、この病院の看護師さんはお鼻の中にチューブを入れず、入れるように促しても外側からチューブを当てるだけ。
それも全員です(笑)
私は思うのです。
「もったいないなー。この人たち、きっと人生も損してるよな~」
まず、仕事としてもったいないと思うのは、体験してみないと実際の装着感が分からないのです。患者さんがこの治療機器を装着しようとした際に、この治療のメリットとデメリットをきちんと理解しておく必要があります。
お鼻の外から当てるとの、実際に装着してみた時とでは感じ方は全く異なります。
そんな違いを理解しようとしない
「やるか、やらないか」
仕事の場面では、このような意味で損していると思います。
人生においてはどうでしょうか?
例えばふるさと納税。
皆さんも言葉は聞いた事があるし、おおよそどんなものかもご存知の事と思います。
しかしなが、このお得な制度を使っている人は人口の10%ほどとのデータがあるそうです。
実際の事例ですが、とある自治体に50000円のふるさと納税(寄付)を行います。
この自治体はふるさと納税をすると、お礼として牛肉6kgをお返ししてくれます。
そうすると、48000円分は住民税等が翌年免除されます。
残りの2000円分は損をしたように見えますが、実際にはふるさと納税のお礼品が頂けるため、実質2000円でその商品を購入した事になります。
(この2000円と言うのが固定で持ち出しとなる金額です)
因みに、デメリットとしては確定申告が必要で手間が掛かる事でしたが、現在はワンストップ特例制度と言うものがあり、確定申告も不要となりました(条件あり)
知っていてお得な事を何故やらないのか?
今回の場合であれば、仕事に役立つ体験をできるのに、何故やらないのか?
PICOSUKEは「やる」側で人生をお得に生きたいですね(笑)