日本三大ラーメンをご存知でしょうか?
南は九州博多の豚骨ラーメン。
北は北海道札幌の味噌ラーメン。
そして本州では福島喜多方の醤油ラーメン。
福島県って、実はラーメン県と言っても過言ではないのです。
そして、そんな福島県民には喜多方ラーメンの他にも溺愛するラーメンがあります。
それこそ、今回ご紹介する白河ラーメン。
しかも!
その元祖たる「とら食堂」なのです!!!
昨年、NHKの「プロフェショナル 仕事の流儀」で放送され、既に全国区のお店だったのが、更に拍車をかけてしまったことで有名だと思います。
そんな「とら食堂」へ6月27日(木)の平日訪問。
が、既に待ち客多数(笑)
待ち時間が長くなるのはいつも通り。
だから、店舗の外にトイレを用意しています。
正直言うと、福島には過去にも仕事で何度か来ているのです。
とら食堂にも数回訪問していますが、待ち時間が長い!
平日だと1時間待ち、休日だと2時間待ちがスタンダード。
しかし、嫁と子供は初福島です。
休日に来たとしても、4歳の子供が2時間も良い子して待てるとは思えず。。。
しかし、親心ですが
「いつかは、このお店の味を堪能して欲しい。」
本当に切実にそう思わせるラーメンが、この「とら食堂」なのです。
この日は13時に訪問しましたが、先客は25組40名と言ったところ。
待ち時間は標準の1時間ほどと推測されたため、お店の前で待機です。
うちの子供、頑張って待ちました!
ほぼ予定通りの1時間後に店内へ案内して頂けました!
超絶人気店なのですが、店内はかなりゆったりとスペースを設けています。
「外で長時間待ったんだから、せめて中ではくつろいで行きなよ」
そんな店主の気遣いを感じるのは気のせいでしょうか?
私が以前訪問した際には、左側にあるカウンターでラーメンを食べた気がします。
その部分が無くなり、くつろぎ重視になっています!
嫁の評価ですが
「これだけ広いと、ゆったりと寛げるよね。」
うん、私もそう思う。
「居心地の良さ」と言うのも、ラーメン店の方は意識して欲しい。
そんな意味では有名店でありながら、回転より居心地重視の「とら食堂」。
お客様への配慮も有名店に押し上げた理由なのかなと思います。
さて、店内の様子は以上として、やはりメインはラーメンです。
お品書きはシンプルな構成です。
お子さん向けに「手打ち中華そば(小)」があるのも、お客様での配慮でしょうか?
小さな気遣いがあって、更に高感度が上がります(>ω<)b
そんなこんなで、子供には「手打ち中華そば(小)」を注文し、
嫁は普通の「手打ち中華そば」に「半熟煮玉子」を注文。
具材は「ほうれん草」「のり」「メンマ」「焼豚」「ねぎ」と、トッピングの「半熟に卵」です。半熟煮玉子がなくても、十分豪華な具材と言えるでしょう。
一方、私は「焼豚ワンタン麺」を注文。
こちらも「ほうれん草」「のり」「メンマ」「焼豚」「ねぎ」の王道トッピングですが、名前の通り「ワンタン」が追加となります。
お味の方の感想です。
麺
店内でその日のうちに手打ちされており、小麦粉の風味が引き立っていますね。
手打ちで更に縮れもある事から微妙に麺のコシの強さにも変化があり、歯ごたえの微妙な変化も味わえます。
そして、最もインパクトがあるのはのどごしです!スルスルと喉を通っていきます。
麺だけでも、軽く感動すら覚えます(笑)
スープ
こちらも感動。
口に含んだ瞬間に、唾液が溢れ出てくるΣ(゚Д゚)
何せ鶏ガラと豚ガラの合わせだしスープなのですが、臭みが全く無い!
丁寧にガラの処理を行い、素材をじっくり丁寧に煮込んで作られたであろう事が素人目にも分かる味です。
化学調味料を使っていないとの事ですが、このコクと旨味の引き立ち具合。
どこのお店でも出来そうなのに、絶対どこのお店でもできない。
矛盾していますが、そんな印象を持つスープでした!
具材
具材は至って普通です(笑)
尖ったものがあるわけではなく、麺とスープのアクセントとして最低限トッピングしているような印象。
焼豚は脂身の少ないしっとり系の焼豚で、主役の麺とスープを引き立てるのに適しているように思います。
それと、実は非常に重要な具材がもう一つあります。
「玉ねぎのみじん切り」です。
これをラーメンの中に入れるとシャキシャキ感と玉ねぎの甘みが加わり、完成されている筈のラーメンが更に磨きをかけて美味しくなる(✽ ゚д゚ ✽)
まさに究極の一杯としか表現できません。
本当に美味しく頂きました!
お会計を済ませ、お店を出る時に出口に飾ってあった暖簾があります。
「我がとら食堂 人は品格 蕎麦は味」
外で待つ客への思いやり
中に入った客への気遣い
そして、何より最高に美味しい一杯を笑顔で提供してくれる
ラーメン屋としてだけでなく、人間としても尊敬できる店主さんだなぁと思います。
そんな「とら食堂」さんの基本情報は以下の通りです。
※材料がなくなり次第閉店
※通し営業の場合もあり
定休日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
駐車場:店頭、店横、店裏、農道脇